役員秘書になりひがまれ精神的に疲れ会社へ行きたくなかった
もくじ
役員秘書
投稿者様の役員秘書体験談
元役員秘書が退職
私が会社に入社して配属されたのは総務部でした。
事務の仕事を上司に教えてもらい頑張っていました。
事務の仕事以外にも、
お茶くみや来客の応対や電話の取り次ぎ、
郵便の郵送などの雑用もしていました。
元役員秘書も、
総務部に所属していて、
同じフロアで机も向かい合わせでした。
秘書の人は8歳年上のお嬢様で、
私にとても優しくしてくれました。
私が入社して一年半が過ぎた頃、
秘書の人が退職することになりました。
次期秘書に短大卒の人達が立候補
秘書が退職することになり、
次に誰が秘書になるか、
会社中が注目していました。
求人を出して面接をして秘書を選ぶのか、
社内にいる女子社員から
秘書を選ぶのか役員会議が開かれました。
そして、役員会議では、社内にいる
女子社員から選ぶということに決定しました。
すると、短大卒以上の女子社員で25歳くらいの人達が、
自分が秘書になりたいと言い出しました。
しかし、
一番近くで秘書の仕事を見てきたからという理由で、
社長から直々に私が秘書に推薦されました。
二十歳の高卒が役員秘書
社長に言われて、
役員秘書になることになり引き継ぎが始まりました。
敬語や尊敬語や謙譲語などの
言葉使いから指導されました。
通勤の服装もいつ接待などで
役員と一緒に出掛けてもいいように
ラフな服装ではなく
スーツやワンピースを着るようにと言われました。
役員の人達と話をするのはとても緊張しました。
そして、取引先の会社の役員さん達とも電話で話すので、
精神的にも心身的にもとても大変でした。
女子社員たちからの妬み
役員秘書の仕事だけでも、
初めてのことが多く大変疲れていました。
しかし、もっと大変なことがありました。
それは秘書になりたいと言っていた人達が、
なんで高卒なのに
秘書をしているのかと妬みがひどいことでした。
表面上は優しくニコニコとしていますが、
私が席を外すと文句や陰口や悪口を言うのです。
陰口や悪口を言っている人達は
気づかれていないと思っていますが、
私は陰口や悪口に気が付いていました。
社長からの励まし
役員秘書になって少したった頃、
社長がまわりのことは気にせず、
自分らしさを大切に頑張るようにと言ってくれました。
その言葉で私は気持ちを切り換えることができました。
今まで、自分は秘書にむいていないと思っていたので、
自信がもてなかったのです。
社長の言葉をいただいてから
少しずつ自分が変わっていきました。
今では、自信をもって役員秘書の仕事を続けられています。
まとめ
社員通しのねたみはとても嫌なものですが、
女性従業員の中では、
よくある出来事であるのかもしれません。
同じ会社内で、
陰口や悪口を言うのも陰険でいやなものです。
しかし、同じ会社の人だからこそ、
悪口や陰口を言うのでしょう。
人は、人の悪口がとても大好きです。
人の幸福話よりも不幸話のほうが楽しいといいます。
悪口を言いたい人には言わせておけばいいのですが、
本人には絶対に気付かれないように
陰口はいってほしいものです。
それから、高卒、中卒、大卒は、
あまり気にすることは無いと思います。
大卒だから、素晴らしい仕事のできなのかといえば、
実は、そうでもありません。
限られた人たちの大学卒業の人たちで、
とても素晴らしい人たちはいます。
ただただ大学を出ただけの人は大したことがありません。
努力した人は報われるといいますが、
大学卒業をしていても努力をしていない人は報われません。
なので、仕事もできません。
周りはちゃんと評価します。
中卒、高卒と何ら変わりはありません。
私は、要領のいい人に能力があると思います。
要領のいい人は、
仕事の速さも人の2倍に近い速度で働きます。
要領のいい人は、手間のかかっている部分は、
何とかならないかといい秘策を考えます。
上司にこびを売るだけの要領のいい人という意味でなく、
全てに対して要領のいい人は
高卒、中卒、大卒は関係ありません。
投稿者様が「周りを気にしない」という点に気が付いたことは、
とてもよかったことだと思います。
もう一つ付け加えると、
体裁も気にすることは無いと思います。
高卒だからというのは関係ありませんし、
年齢のことも気にすることはありません。
高卒でも、二十歳でも、
仕事ができる人は仕事ができるのです。