個人事業主を始める手続きをする
もくじ
個人事業主 登録
商売を始めるうえで絶対に必要なことがいくつかありますが、
まずは、会社を作りましょう。
いくら最近は株式会社が1円から作れると言っても、
実は、手続きなども大変で、毎年の申告も複雑なので、
最初は、個人事業主から始めてはいかがでしょうか。
儲かってもないし儲かる見込みもまだないのに、
いきなり株式会社や合同会社などにしても意味がないので、
はじめは個人事業主の登録で十分です。
たしか、年間1000万以上の利益が出てきたら、
株式会社や合同会社など、会社にしたほうが、
税金が節税できると聞いた気がします。
個人事業主
個人事業主の登録と言っても、
ただ、紙を書いて、税務署に提出するだけで登録できます。
個人事業主の登録をするときに、言わないと控えが貰えないので、
自分で税務署の受領印を押された控えをくださいといいましょう。
控えが無いと何かとこの先なにかと不便です。
会社か個人事業主としか取引しない商社や、
法人用としてビジネス口座というなどがありますが、
個人事業主の控えなどがあると簡単に個人事業主の証明ができます。
確定申告書を提出する場合もございますが、
個人事業主として登録したときの控えも必要になる場合があります。
青色申告
青色申告の申請もしておきましょう。
白色申告というものもあるのですが、青色申告のほうがいいです。
なにが青色申告のほうがいいのかと申しますと、
青色申告は過去3年間まで赤字を合計できます。
1年目、2年目が毎年100万円の赤字で、マイナス200万なので、
3年目が利益200万円になっても合算して利益が0円になるという仕組みです。
利益があればあるほど税金を払わなければならないので、
赤字の年の分も、合算できるということは節税になるかと思います。
事業として登録
モチベーションが上がらないから、やる気が出ないから、
とりあえず形から入るために、
事業主として登録してみた。
という、理由でも構いませんが、
実際には、個人事業主として登録しただけではやる気は出ません。
株式会社として登録したら、何が何でもやる気が出るのかもしれませんが、
やる気を出すために株式会社を作るというのはちょっと大掛かりな気がします。
何から始めたらいいかわからないから、
まず手始めに事業をするということを表明するために、
個人事業主として登録するというのはいいかもしれません。
ただ、何度も言いますが、
個人事業主として登録したからといって何も生まれません。
簡単に言いますと、個人事業主として登録することは、
税務署が事業をする人を把握しやすくするために登録するだけであって
「税金を支払うために、これから事業主として毎年、確定申告しますよ」と、
申告しているだけにすぎません。
まとめ
個人事業主として登録する必要はありますが、
理由としては税金を払うためです。
毎年の確定申告をするためなのですが、
早めに個人事業主として登録しておかないと、
青色申告として登録ができないようです。
白色申告なら、個人事業主として登録する必要が無いようなのですが、
白色申告は赤字を繰り越すことができないので、
青色申告にするために、個人事業主として登録しておいたほうがいいです。
年に10数万程度の利益でしたら確定申告をする必要がありません。
なので、稼げていないうちは、ただ面倒になるだけですので、
確定申告はしないほうがいいでしょう。
ちなみに、個人事業主として登録した場合は、
必ず毎年確定申告をしなければいけません。
変更などもございますので、
詳しいことは、国税庁のホームページを参照しましょう。
解らないなら直接、最寄りの税務署に行って聞いてみるのがいいでしょう。
税務署としては税金を払ってもらいたいのできちんと教えてくれます。